楽しい日々だった。

でも次第に美久はやつれていった。
それでも、美久はずっと笑顔で・・・。

短い時間だったんだ。

二人の家での生活は・・・。

やがて美久さんの再入院が決定した。

聞かなくたって分かっていたさ。
もう、きっと退院できない事なんて・・・。

でも、この部屋は置いておこう。

今度は俺が言ってやるんだ。

「みくさん、おかえりなさーい」って。

信じてみよう、もう一度。

信じたから、二人が再び出会えたんだ。

信じたから、二人は恋人同士になったんだ。

もう一度、信じてみよう。

無理な希望だって、すでに絶望なんだって知っていても。

幸せな短い時間が、今度は長い時間に変わるように。

もう一度だけ

信じてみようか・・・。

第四章 完

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