ボクの誕生日は3/15日
ホワイトデーは14日
進級も決まったし、
イベント目白押しだ。
・・・だったんだけど、美久さんの様子がおかしくなっていったんだ。
毎日会えなくなった。
会うたびに体に刺さる管が増えていくんだ。
そして、3月の一ヶ月は会えない事が決定した。
つらいよう。
一人の誕生日なんてどうでもいいんだ!!
会えないこともだけど・・・。
美久さんが苦しんでいる事が一番つらいよう。
4月5日だったと思う。
久々に会ったんだ。
でも、全く違う美久さんだった。
全身管だらけ。
やせて肉が無い。
自慢のロングヘアも切られてる。
あんまりだよ。
女の子にこれは、あんまりにもむごいよ・・・。
「久しぶりだなあ、美久」
「シンゴ、元気だった?」
「まず自分の心配しろ。」
「へへへ。」
・・・・・・。沈黙
美久さんが口を開く
「お願いが、あるんだ・・・。」
「なに」
「おわかれ・・・しましょ・・・」
もうすでに 美久さんは泣いている。
「あたしのこの姿、見られたくないんだ」
「でもね」
「ホントはね、お別れしたく・・・ないんだよう」
決めた!俺は今日は泣かない。
泣いちゃ、いけないんだ!!
「うん」
「シンゴが、シンゴがかわいそうなんだよ。」
どこまで心配してんだ、コイツは・・・。
そして、俺は、俺はどこまで迷惑かけてんだ・・・。
「もう、だめ・・・らしいんだよ、もう・・・いちねん・・・だしね。」
長い言葉は疲れるらしい。
「シンゴに出会えて本当によかったよ。」
ここは一息で言ってくれた。
嬉しかった。