第二章
惹かれるココロ
びっくりしたことが二つ。
ばあさあかあ先輩の家は近かった・・・。
と、言っても、電車で30分以上はかかったけど。
そのためちょくちょく呼び出された。
まあ良いか、暇だし。
もう一つ。
ばあさあかあ先輩の彼女のみっちゃんさんは美久さんの中学の先輩だった事。
巡って 季節は夏。
プールにだって、彼女と行きたいさ・・・。
なのに・・・。
横に居るのは・・・。
「シンゴ、美久ちゃんに電話したら?」と、ばあさあかあ先輩。
何で横に居るのがこんなガタイのいいアンちゃんなんだよ!!
さらに、
できるかよ、本人からTel番聞いてないのに。
一応シャイなんだから・・・。 いや、本当に。
「待ってると思うけどなー、美久ちゃん」
待ってないよ、きっとね。
だって、俺だぜ、いい男ならまだしも。
眼鏡かけて、まじめ顔。
それでいつも怒ってりゃ、いい男でもなんでもないさ。
「ま、またスクーリングのレクに来るってさ」
「まじっすか!!」
叫んでしまった。
「俺がおまえに嘘ついて何の得になるっちゅーねん」
ボクの反応を見て、ニヤつく先輩。
「なんか楽しいことでもあったんじゃないか?レクのとき・・・?!」
「よっしゃーーーーーー!!」
その瞬間、筋肉だるま98Kgはプールに投げ込まれた。
自分でもそんな力があると思わなかった・・・。
当然その後、ぼこられたけどね。