ちなみにこの頃のシンゴは腐ってた。
ばあさあかあ達とコンパやナンパに行ったりしてた。
行ってただけならかわいいもんだ。
カラオケボックスでキスする。
上だけ脱がす。
キスと多少のタッチだけで…これ以上は言えない。
医師に診断を受けたなら
「多重人格症」
とかいう診断を受けただろう。
覚えていないのだ、この期間の出来事。
特に夜。
俺が俺じゃない。
けんかをしても前より酷くなっていた。
気付いたら血の海の真ん中に居たって事もあった。
女の捨て方も酷かったらしい。
あの旅人が言うくらいなんだから相当酷かったのだろう。
しかし本当に記憶にない。
ばあさあかあ達は言う。
「お前がお前じゃない気がする」
言うなればダークシンゴって所だろう。
もう一人の俺が居る。
いや、もう一人の俺を作り、美久のいなくなった事を忘れようとしていた。
そう言う人間 阪井 慎吾が居た。
心を闇が支配していて欲しかった。
そう言ったところかもしれない。
それだけ美久の居なくなったショックが大きかった。
しかしコレは言い訳に過ぎない。
愛などかけらも無い
美久さんがみたら、なんて言うかなあ。
誉められる事では、無いよな。
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