その日から、一緒に仕事をするようになったんだ。
毎日毎日話をした。
帰る前に俺のうちで遊んで、うちでご飯食べて帰って、
テツが家に着いたら、あいつから電話がかかってきて一時間ほどしゃべる。
彼女のような感じだったなあ。
地震の時だって、自分の親族よりも、お互いの事を気にしあってた。

お互いの悩みを打ち明けあった。

北海道ツーリングだって一緒に行った。

俺が行く旅行には全部テツが一緒に居た。

コンパで辛い思いもした…。ひどいのばっかりとか。

仕事もやっぱり一緒だった。

テツの悪口を言う奴を粛清した事もあった。

金もよく借りた。
本当によく借りた。
いや、いまだに借りる時もあるけど…。

美久さん
いたよ、ココロのより所ってやつが。

俺を分かってくれる奴が。
そして俺が分かってやりたい奴が。
こいつとならなんだって出来るんだ。
どんな辛い事も笑って切り抜けていけてるんだよ。
美久さん。
しばらくは…生きていけそうだよ。
何とか笑っていけそうだよ。


神様のプレゼントかな、テツって言う男は。
美久が居なくなって、出来た心の隙間を埋めるための、
遅くなった神様のプレゼントなのかな???
まあ、コイツ見てたら「かみ」ってより「クズ」って感じだけどね。
しばらくは、コイツと生きてみるよ。
ま、ぼちぼちとね。
美久、もうしばらく…生きてみるよ。


第1章  完

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