その日は仕事が手につかない。
気になるアンド睡眠不足。
しもると二人の作業だったのでしもるには迷惑かけた。
まあいいや。
コイツいつも遅刻するし。

小休憩中に書き込みを開いてみる。
返信三通。
けなされてたらどうしよう…。
うそ臭いって思われたら…。
ホントの事なんだよ。

開けるのが怖い。
本当に怖い。

全ての気力を振り絞って開けた。

松本君とさゆりさんだ。
感動しました と松本君。
泣きました とさゆりさん。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

涙が出てきたよ。
みくさん、やっぱり美久さんは偉大だよ。
人に感動を与えたんだよ!!

昼休み、電話がかかってきた。 取ってみる。

電話番号から察するに琴乃ちゃんのようだ。
「もしもし」
「じんござんでずが?」
泣いてる。
濁音になってる。
多分しんごさんですかって言いたいんだろう。
「そうだよ、どうした、泣いて、なんかあったんか?」
「ぢがうんでず」
…まず泣きやめ

「ぐすん」
「んで、どうしたん?」
「今、永遠の詩読んだんですう。」
ほう
「三章なんですけど感動して感動して…」

まじかよ
うれしいなあ
涙が出てきたよ。
「ありがとう」
電話を切る。
その日から、毎日電話するようになったんだ。
そうそう、ろし君も夕方に電話してきてくれたんだよ。
嬉しかったなあ。
男女問わずに感動を…

よかった。
俺は美久を知ってもらう事が出来た。
そして確認できた。
あの頃の俺たちは間違っていなかったんだって。
美久とのすばらしい出会いを知ってもらえる事が出来た。
そうか、生きてて良かったってのはこういう時の事なのか。