と、言いながら…
なんでか実際に会うことになった。
会社早引きして奈良駅に向かう。
小企業の営業って奴はこういうことができるから好きだ。
「奈良駅の大きいほうの出口で待ってますから」
着いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
…田舎だ。
いや、ど田舎だ。
あのー、お尋ねしてもよろしいでしょーかーーー?
どっちの降り口が大きいんだよ!
どっちも小さいって。
木で出来てるぞ、階段!
県庁所在地の駅じゃないのか!
何か?ここは近畿なのか?
本当に近畿なのか?
まあ、近畿土地平均価格最安値の奈良だけあるな。
しかしどっちなんだろう?
いきなりピンチ。
幸先悪し、さらに雨。
俺の髪の毛まとまらないし。
雨になったらくりくりになる俺の髪の毛。
超クセ毛なのだ。
最悪。
ヤマ張って行って見る。
どうも当たりっぽい。
駅員に聞いたら「多分こっちの事だと思います」って言ってたから。
…自信ないのか?駅員。
早速探す
探す…
探す…
見つけた!それっぽい!
いや、これじゃないだろう。
これじゃどー見ても中学生だ。
しかしこっちを見ている。
…コレか??
いやいや、いくらなんでもコレはまずいだろう。
ガキじゃん。
うんうん、違う違う。
さーて、気を取り直して探そーっと!
電話がかかってくる。
琴乃って表示してある。
電話を持ってる女を捜す。
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