初デートは難波。
友達ももれなくついていた。
いいんだけどね。
りゅうちゃんって言うらしい。
いい子だ。
話しをしたら応援してくれた。
前に恥ずかしいと言って断られた 手をつなぐ。
りゅうちゃんがするようにしてくれたんだ。
ありがとう。
でも、確か約束のほっぺにちゅーをしてもらってないなあ。
まあいいか、手 つないだし。
そうさ、これから俺はこのつないだ手を
絶対に
何があっても離さないように努力をしてやるんだよ。
何が出来るかわからない。
何も出来ないかもしれない。
それでも…
俺は馬鹿面下げて手をつなぎ、圭衣子を離さない。
俺が圭衣子を助けてあげられる最後の人間かもしれない。
そう俺が思っているだけかもしれない。
それでもいい。
がんばろう。
いちおう車の中で聞いてみる。
「ほっぺに ちゅーは?」って。
えー うわー あー
とかいって照れてる。
ふふっ、かわい……。
不意に動く影。
左のほっぺに暖かい感触……。
キス してくれたんだ。
すこし照れくさい、でもなんだか幸せな気分。
その後、けーこの地元の夜景のよく見える場所で、
初めての口づけを交わした。
雨の混じる夜空で…
しかし
・・・キスだけでこんな気分になるなんて
ある意味初めてかな。
第四章 完
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