罪悪感。
焦燥感。
自己嫌悪

数日はそれらと戦った。
ダークが俺のココロを支配しきっていたあの頃。
今もなお残っているあの…思考。
ほぼ消えかけたダークだけど…。
今だに同居しているんだ。

最近は理解できる。
ダークも俺なんだ。

しかし、永遠の詩で美化されたシンゴが
こんな性格だとは誰も思わないだろうなあ。
こんなブラックな人間が書く永遠の詩
美久の事
けいこのこと

ごめんな美久。
ごめんなけーこ。

そう思い続けていたある夜。
夜空にオリオン座が大きく座りだす季節の事。

「もう隠してることないか?」
けーこに問う。
「もうないよー」
そう返事が返ってくると信じていた。
「………」
返事が無い。
何だ?
「なんか…あるんか」
「…………うん」
「なんや?」
「言えない」
「何でもいいから言えって」
「………」
「どんな事だって受け止めてやる」
「…………」
「俺がそばにいてやるから」
泣き出すけーこ
やがて口を開きだす。

内容は…本当に言えない。

しかし俺はこの事に驚愕を覚えた。
俺がダークを内に秘めているなんて些細なものに感じるほどの事。
人の生きる中で最も大事なもの。
特に女の子にとって大事な事。
永遠の記憶に残るであろうこと。
それが一番辛い事になってしまったそうだ。