なんだか昔も似た事があったな。
…いつだっけか?
ああ、思い出した。
やっぱりアレも指輪の…
美久に指輪を渡した時だ。
あの時も説明させられたなあ。
ったく、何処まで美久に似てるんだか、コイツは。

ふう、まいったなあ。
でも、これが最後にしたい。
婚約指輪渡すのはそう何度もいらないよ。
こんな緊張する事は…
もう金輪際したくないよ。

もう一度けーこにプロポーズの言葉を言い直しながら、
そう思った雨降る夜景の中でした。

第5章 完

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