その後、何とか持ち直したばーちゃん。
12/25に退院決定。
けーこも喜んだ。
もちろん俺も喜んだ。
しばらく俺の家にいるらしい。
けーこと嬉しそうに話すばーちゃんを想像し、俺は時折笑みを浮かべた。
訳の分からん話しをする、俺の昔の事を何度も繰り返すばーちゃんに、笑いながら、
またもう聞いたよー、と言う顔を俺にしながら楽しそうなけーこを想像したら…
そりゃ笑いも出るわな。
楽しみだ。

しかし12/19
事態は急な展開を見せる。
ばーちゃん、院内感染で危篤状態になる。
血糖値800を超える。
肝機能が完全にいかれた。
意識不明。
死線を彷徨う。

12/20
一時意識回復。
そんなばーちゃんに親父が言う。
「もうちょっと頑張らなあかんぞ、ひ孫見れるかも知れへんねんぞ」
今度はばーちゃんが言う。
「知っとる」
「へ??」
親父とおかんが戸惑う。
「しんごちゃんが彼女と一緒に見舞い来た」
にやりと笑うばーちゃん。
「慎吾ちゃんに黙っといてくれって言われてたからな」
親父たちにかなり にやついていたらしい。
「約束したからな、慎吾ちゃんと。」
本当に嬉しそうだったらしい。
しかしそれが最後の笑いだったようだ。
再び意識混濁。