式が終わり、外で待つ俺。
出てくるけーこ。
さ、帰ろうか。
校門で記念撮影。
コンビニでりゅうちゃんに会う。
お別れして駅に歩いて向かう。
てくてくてくてく
「なあ、けーこ」
「なに?」
「高校は、楽しかったか?」
「今思うと楽しかったよ!」
「ま、そんなもんだ」
「でね!」
「どーした」
「えへへ、去年の夏からは、楽しかったし、あっとゆーまやったよ!」
…アホ、恥ずかしいわい。
3月1日
けーこの卒業。
俺の就職。
全く同じ日。
俺の新しい道。
けーこの新しい道。
お互い生きてきた道は当然違う。
しかし、今二つの道は確実に重なろうとしている。
俺の道がけーこの道。
けーこの道が俺の道。
手を繋ぐ帰り道と同じように…
俺たちの人生の道も…
ずっと一緒に…
いつまでも2人で…
生きていこうな、けーこ。
居なくなってしまった人たちの記憶は不鮮明になっていっても…
せめて俺たちは覚えていような。
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