エピローグ

3/3
俺の初出勤。
滝沢通信シンゴの誕生。

仕事、鬼ほどしんどい。
ふらふらだ。

夜、けーこに電話する気力がない。
まあ、でも電話する。
あっという間に終わる。

寝る。

…………
…来たか。

起きる
「分かった?」
「多分来ると思ってた」
「何で?」
「美久なら一日目に来るだろうってな」
「よく分かったねえ」
「お前を世界で一番愛した男だからな」
「今は二番目なんでしょ」
「まあな」
「少し寂しいよう」
「すまん」
「ま、しょーがないよ」
「ははは」
「仕事どう?」
「きつい」
「でも、続かない事はない、けーこの為だから、でしょ?」
「よく分かったな」
「シンゴを世界で一番愛した女だもん」
「ははは」
「頑張ってね」
「ああ、美久もな」
「うん…」
寂しそうな美久。
「あのな」
「なあに?」
「俺らの結婚式の時…来てくれ」
「…うん」
「俺とバージンロード歩きたいって言ってたよな」
「うん」
「ウエディングドレス着て、来い」
「…どーするの?」
「俺の空いている横側、一緒に歩け」
「でも、けーこちゃんが…」
「俺が言っておく」
「…」
「三人で、歩くぞ、バージンロード」
「うん!」
「バージンロードだけだけどな」
「それ以上はけーこちゃん怒っちゃうよ」
「そう言う事だ、怖いからな、すねたら」
「ふふふ」
「じゃあ、結婚式の日にな」
「ありがとう、シンゴ」
「俺のセリフだよ、美久」
「…そんな事ないよ」
「待ってるからな、結婚式場で」
「うん」
「けーこと2人で待ってるからな」
「ありがとう」
泣くな、いい大人なんだから。
…まあ成長せんわなあ、アレだし。