で、ホテルに荷物を置き、秋葉原に戻った俺たちがさくらから聞いた言葉は、
「飲む場所がない」だった。
電話ボックスに駆け込むさんた。
そしてあっさり探し出したさんた。
なかなか行動が機敏だ。
俺も昨日、宿探してもらうの手早かったモンなあ。
で、案内してもらう。
なかなか愛想のない居酒屋だが、二階の座敷だし、いいだろ。
で、また盛り上がる。
新・おたっきー組は、また飲みまくっている。
そして、俺は、ケンタと喋っている。
「俺、決めました」
ケンタが言う。
「何を」
「浪人して、自分の人生、悔い残さないって」
「ほお」
「親にも昨日、家に帰って速攻言って来ました、俺はある人に言われて目覚めたって」
「ははは」
俺
中卒やで。
まあなんにせよ
「自分で決めた道や、次失敗しても誰にも恨まんやろ」
「はい」
「頑張れや」
「ういっす」
もう一度乾杯をした。
しかし・・・昨日の今日だぞ、言ったの。
俺はもっとこう・・・俺らが帰った後に親に言うと思ったのに。
真っすぐな奴だ。