そうするうちに周りがにぎやかになってきた。
始めは俺たちだった宴会組は、4組に膨れ上がっていた。

前の大学生がこっちに絡んでくる。
イッキ勝負だ。
何度かは勝ったが、さんた妹が負けた。
あおってきやがる。

仕方ねえ、俺が行くか。

一番俺の嫌いなタイプの男を選ぶ、酒も強そうだ。

結果。

圧勝。

「サラリーマンなめんなガキがぁ!」
いちよんと吼えてやった。
そしたら他の四組も混じってイッキ大会になってしまった。

最後にはサンタのビール瓶イッキも飛び出した。
・・・大変な騒ぎだった。
でもま、楽しかったから・・・いいか。

で、店を出る。

駅まで近いがとぼとぼ歩く。
秋葉原の駅で別れを惜しむ。

うきょーが喜んでいる。

「どないしてん」

「ケンタがな、明日見送りに来てくれるってゆーねん」

「え?」

「はい、邪魔じゃなければ、ぜひ見送らせてください」

「ええんか?」

「どうせ浪人で暇ですから」

「たのむわ」

名残惜しくても、別れの時間は来る。
どんなに楽しくても、それが終わる時間は来てしまう。

じゃあ、ここでな。
皆と握手をして別れる。

いちよん、モモ、こなみるくは車で帰る。
さくら、ケンタ、は電車。

それぞれ帰っていった。

さんた?
さんたはね・・・

「いや、別にいいって!」 

「だいじょーぶだいじょーぶだって!」

「終電乗り遅れますよ〜」

「そんときゃそんときだ!」

俺たちをホテルに送りに来てくれた。

で別れ際・・・。
「明日、店に行くわ」
と、さんたの店に昼飯を食いに行く約束をして・・・


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