・・・・・・・・・7月27日??

なんでこの季節に学校に行かねばならんのだ。
夏休みのはずじゃないか。

時計を見る。

8:22

普通の学生なら爆睡中じゃないか。
なんで俺、こんな時間にこんな坂道でチャリンコこいでるんだ?

再度時計を見る。

8:25

やばい、遅刻しそうだ。
ゆっくりしてたら間に合わん。

「ぬおおおおおおおおお!!!!」

気合を入れ、ペダルよ、砕けろとばかりに思いっきりこぐ。

いかに鬼のような坂道と言えども、俺の鬼脚にはかなわなかったようだ。

しかし何でこんなクソ暑い時に学校なんぞに行かにゃならんのだ。

考えてみるか。

・・・

考えながら校門をくぐった。

きーんこーんかーんこーーーん。

なんとか間に合ったようだ。

「おっ、今日は早いじゃないか、重役」

そう声を掛けてきたのは数学の教師の長谷川だった。

「うるさい」

重役と言うのは教師の間の俺のアダナだ。

遅刻が多い・・・いや、えぶりでい遅刻なので・・・

いや、と言うかむしろ登校する日は毎日昼登校な訳で。

・・・そう考えるとこのアダナは俺には至極当然な事か。

「毎日普通に登校したら補習に来なくてもいいんだぞ〜〜」

長谷川が追い込みをかける。

そうか、補習か。
どうやら俺が今日学校に来ているのは補習の為のようだ。

そして今の長谷川の話を聞くに、その理由は、俺のちょっとした遅刻の積み重ねのようだ。

・・・他人はちょっとと思ってくれてないみたいだが。

自転車(名前 リザーブユアハート号)を駐輪場に置き、教室に行く。

階段を上り、いつものクラスじゃなく、

2年1組と書いた教室のドアをくぐり、適当な椅子に座ろうとする。