がすううう!!
ハデな音とともに後頭部付近に激痛を感じる。
「早かったじゃん天斗」
と子供ん頃から聞き飽きた声が聞こえてくる。
「・・・ってー、なにすんだ!美幸!!」
後ろからカバンで殴ってきたのは幼馴染の川端 美幸だ。
「だって、せっかく起こしに行ったのに起きなかったじゃん」
「は?」
「・・・まさか昨日起こしに来てくれっていったの忘れたんじゃないでしょーね」
ちょっと怒り気味の美幸。
・・・おもいだした。
そういや昨日電話で言った気がする。
それで本当に起こしに来てくれてたようだ。
ぜんぜん気付かなかった。
「ほんとに起こしに来てくれたのか〜?」
「おこしたよ!!」
「どうやって?」
「声かけても起きなかったから鳩尾に一発入れて、まだダメだからこめかみ10秒押してあげたよ」
・・・
それ、起きあがれなかったんじゃないか。
どうりで腹と頭が痛いはずだ。
「お前なー、女なら女らしく優しく出来ねーのか!!」
「起こしてもらってそれはひどいじゃないか!」
「普通幼馴染ってのはもっとこう甘露で淫靡な雰囲気があってもいいもんだ!なのにテメーはなんで俺より男らしいんだ!」
「うるさい、じゃあ明日から自分で起きろ!」
「なんだとーー!」
「はい始めるぞーー」
そう言って教師が入ってくる。
そこで戦争を辞め、席に着く。
やがて補習用のプリントが配られ、最初の30分はそれに向き合う。
わからん
わかるはずが無い。
わかるんならこんな所に来るはずがない。
周りを見ても頭を抱えてるやつばっかりだ。
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