「あ〜、楽しかったよ〜〜」
あの映画の何処がそんなに爽快感にあふれるのかわかんないが、爽快って顔してる。
「そ、そうか、喜んでもらえてよかった」
「うんー」
しかし俺には今のが何が良かったのか理解できない。
まあ、人それぞれの感覚と言うところでいいや。
「さて、昼飯食って帰るか」
「ぬなっ!」
「だって、メシと映画の約束じゃないか」
「それじゃあまりにもやっつけ仕事だよー」
・・・年頃の女がやっつけ仕事って。
「つれないなあ、せつないなあ」
「・・・わかった、脅迫はよせ、夜まで付き合うから」
「ほんと?」
あれだけ脅迫してほんともくそもないもんだ。
そう言う経緯から夜飯まで付き合う事になった。
別に何をするでもなかったので、ハーバーランドまで行って、チルコポルトでゲームしたり、それでも時間が余ったので三宮まで戻って東急ハンズで色々見たりした。
ぼつぼつメシを食ってもいい時間になったので、外に出て店を探す。
「なに食いたい?」
「天斗の好きなのでいいよ」
「じゃあ居酒屋」
「未成年・・・」
「しかたないな」
そう言って近くの洋食屋に入る。
「ね、ね、オムライス食べていい?」
「そのぐらい好きに食ってくれ」
「じゃあさ、じゃあさ、オレンジジュースも頼んでいい?」
まるっきり子供だ。
「かまわんよ」
「わ〜〜い♪」
オーダーを取りに来たお姉さんに
「ジュースは一緒で!」と嬉しそうに言っていた。
やっぱり子供だ。
遊びに来たというより子守りに来た気分だ。
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