翌日
今日は珍しく朝早くに家を出た。
と言うか昔の事を思い出してさっぱり眠れなかったといったほうが話が早い。
実際まだ時計は7時20分と表示している。
自転車をこいでいたが、途中で押して歩いていた。
コンビニに行き本を読むがまだまだ早い。
このままでも仕方ないので教室で寝る事にした。
そのまま自転車を押し、学校に向かう。
坂の手前、病院前の信号に引っかかる。
この信号は朝はなかなか長い。
2分くらいは平気で変わらない。
仕方なくぼーっとその辺を眺める。
今日もこの病院に来なきゃいけないんだな。
・・・名前なんだっけ
潮先?海人?
ああ、海南だ。
そう言って昨日言った3階を眺めてみた。
そういえば・・・
夏休み前に見た女も3階だった気がする。
同じなんだろうか?
まあどうでもいい、俺はただこれをすれば進級出来るんでやってるだけだ。
信号もやっと変わったので渡る。
ん?
さっきの窓に人影が見えた気がする
しかしだんだん眠くなってきたので目をその場に戻すことなく学校へ向かった。
夕刻
「そろそろ起きろよ」
ふぁ?
目を上げると雄一郎が立っていた。
「お前一日中寝てたぞ」
「マジか?」
「マジどころかよ、お前俺来た時点で大爆睡やんけ!」
「あ、マジ、そいつぁえらいこった」
「山本が来いって言ってたぞ」
「あ、そっか、行って来る」
「頑張れよ、後輩」
「よせよ、心臓に悪い」
そう言って雄一郎と別れて職員室に向かい、散々説教をもらって持っていくプリントを受け取った。
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