家に帰って早速ノートを開いて勉強した。

・・・なんだこれ?

「ここ出るよ!」
「Point!」
「この公式絶対必要!」

いろいろ書いてくれてる。

渡りに船だ。
これを元に勉強させてもらおう。



・・・ふう、一通り終わった。

気付いたらもう3時だった。
あれ?俺晩飯食ったか??

食ってないな。
それすら忘れるほど集中してたのか。

ハラもそんなに減ってないし、さっさと寝るか。


朝。

遅刻もせずに起きられた。
と言ってもまた今日も6時30分に起きてしまったが。
切羽詰ると人間なんでも出来るもんだ。

3時間しか寝ていないが妙に頭の中がさっぱりしてる。

よし、今日はいける。

この勢いを持続させる為、今日も朝早く出る。
コンビニで朝飯を買い、食う。
またハートに乗って学校へ向かう。

病院前の信号に引っかかる。
3階を見上げた。
誰もいない窓に向かって心の中で礼を言う。

もうすぐ信号が変わりそうだ。
目を戻そうと前を向こうとした瞬間、その窓から人影が見えた。

海南だ。

向こうも、こんな時間に自分の学生が通っているので見たらしくまた目があう。
向こうも完全に俺だと気付いたようだ。

俺は礼も兼ねて軽く頭を下げた。
海南はガッツポーズをしている。励ましてくれてるようだ。
同じポーズをして返す。

「お前も頑張れよ」
そういう気持ちを込めて。

変わった信号を自転車で渡り、そのまま坂を上りきった。