「あ、あの」
海南が話しかけてきた。

「ん?」

「星野君、私のこと嫌い?」

「?」

「あ、あの、なんかあまりお話してくれたりしないし・・・」
ああ、そう思われるわな。

「いや、海南が嫌いだとかじゃなくて、女自体苦手で」

「あ、じゃあ私とおんなじだ!」

「でも、俺に話しかけてくれるじゃないか」

「あ、やっぱり届けてくれるし」

「なるほど」

「でもね、嫌いだったら届けてくれなくても良いよっ、私、学校に取りに行くから」

「馬鹿野郎、病人は黙って病気治してろ」

「でも」

「でもじゃない、第一、別に嫌いじゃない」

「ほんと?」

「嫌いだったら昨日ノートは取りに来てない」

「よかった」

「だから毎日でも持ってきてやるから」

「ありがとう」
海南は涙目になっている。

「泣くほどのモンでもない、ただ帰り道に通るだけだ」

・・・
また沈黙。

「あ、あのね」

「ああ」

「星野君、女の子苦手なんだよね」

「ああ」

「私もね、男の子苦手なんだ」

「らしいな」

「でもね、星野君優しそうだしね」
・・・そうなのか?

「ずっと嫌いって訳にも行かないしね」
・・・そうかな

「お友達になって欲しいなあ」

「とっ、とと、友達???!!!」

「うん」
・・・why?

「お友達。ここに来てくれたら、お茶とか飲んだり、お話しようよ」


「う、うん」

「いいの!」

「い、いい」

「わ〜〜〜い!!」

海南は本当に嬉しそうだ。

しかし・・・

この年で・・・

お友達って・・・

どうよ?


第二話   完


第三章へ

目次へ戻る