エレベーターを降り、ドアを開ける。


「いらっしゃいませー」
勢いの良い店長の声が響く。

「おお、天斗、支配人やな」
そう言って支配人を呼んでくれた。

「久しぶりだな」

支配人の屡蒼さんだ。

「何時間飲んで行く?」

「考えてないです、まだ」

「オールか帰るかで値段変わってくるぞ」

「ん〜、オールだったら?」

「今日客いないからな、1万でいい」

「悩むなー」

「じゃあ終電で5千円にしとけ」

「それで」


料金も相談できたりする。

この値段で飲み放題だから助かる。
屡蒼さんは未成年だからとか言わないし・・・。

「先ず一杯飲め」

といって出て来たのは飲み放題に含まれないカクテルだった。

「サービスや」

「あ、どうもっす」

屡蒼さんは自分の酒を取り出してきた。


二人で乾杯して飲み始めた。

「るーさん、客少ないっすね」

「五月蝿い、殺すぞ」


・・・このトークで最初ホストクラブしようと考えてたんだから恐ろしい。

「ウチの若いのがキャッチしてこんからな、なかなかや」

「そーっすか」