「他のクラブの票数は?」
「まだ出し物やってない映研と吹奏楽除いて今のところ理科部とトップ争いかな、ただ美術部が票集めに無料で似顔絵書き出して結構人が集まってる」
「ああ、オタク部の美術部か、あそこが似顔絵描いたらアニメになるんじゃねえか」
潤也が言う。
「たしか前林が転部したよな、水泳部から」
「あいつマニアだけど絵は巧いからな」
「おもわぬ伏兵やな」
「まあ関係無い、これから俺の独演会が始まるからな」
「そうだな、で、雄一郎は何の話するんだ?」
「競馬も女も上手くいかねえ、雄一郎先生の競馬予想赤点講座、や」
「痛いタイトルやなー」
「全くだ」
「師匠らしい話のチョイスだよね〜」
「うるせえ!」
「自分で言ってるくせに〜〜」
そんなこんなでいよいよ雄一郎の出番となった。
タイトルは痛かったが話は朗々たる物で、やはり楽しかった。
雄一郎が話すと言うことで、男性教師、同学年の男子生徒をほぼ呼び込み、かなりの得票数となった。
さらに潤也の読み通り、観登の友達を追ってきた男子生徒がかなりいたのでそいつらもまとめてGETした。