文化祭二日目

今日は潤也が馬券を買いに行き、学校にやってくる。

昨日の収益は、俺が−1000円、雄一郎が+5000円、潤也が−3000円、
篤は・・・1万負けた。

全く、負けっぱなしなんだから少しは自重すればいいのに、
「アホ、負けた時はシケてたら運は来ぬわ!」とか言ってバンバン賭けるからなあ。

で、人が入ってくる前にあらかた準備を整えておく。

「あ、前日分の集計出たぞ」
一応部長の雄一郎が集計票を渡してきた。

「お、3位やん」

「1位は理科部か〜、ダントツやな」

「2位はオタク部(美術)か、これとは僅差やからな、イケそうだな」

「後は今日の吹奏楽と映研の動向か」

「ちゅうことは、浮き沈みは天斗に掛かってるっちゅーこっちゃな」

「無茶言うな、俺口下手だしツレもそんなに居ないし、教師には嫌われてる」

「最後はよく知ってるさ」
と言って潤也が入ってきた。

「でもまあ冷静に判断してみろ、今年の映研何やるか知ってるか?」

「しらね」

「俺も」

「俺も知らんわ」
部長まで雁首そろえて知らないと来た。

「『来たれ若人』だってよ、ミリタリーマニアの部長が決めたらしい、見に行くか?女が」

「行かんな」

「去年の大町先輩達の奇怪な映画作った連中はもう居ないからな」

「アレは面白かった」

「って言うかイカれてた」

「理科部は阪井先輩が去年『爆破じゃーー!』とか言って学校燃やしかけて規模縮小を命じられてるしな」

「ああ、文化祭中止になりかけたアレな」

「何作ったんだっけ?」

「ダイナマイト」

「よく燃やしかけで済んだな」

「俺も何で理科部がグラウンド使うんだろうと思ってたんだけどな、あれ、よく死人でなかったよな」

「確か職員室方面に投げたんだよな」

「消防車より警察が多かったもんな」