「今年先輩は?」

「職員室監禁中」

「なら後はオタ部だけだな」

「なるほど、じゃあ篤と天斗、頼んだで」

「ああ」


気がついたら10時になっていた。

しまった、海南忘れてた。
雄一郎に席を外すと言って校門に急ぐ。

校門に着いたが海南の影は見当たらない。
・・・まだ着てないのか?

しかし文化祭始まってんのに校門前で大量に溜まりやがって、探し難いったらねえな。特にこの人だかりがウザい。

あ、あの、人待ってるだけですから

そんな事言わずにさぁ、案内するよ。

いや、俺が一緒に。

いやいや、俺が。

何言ってんだこのウザい塊は。
まとめて潰すぞ。
ナンパなら別んトコでやれ。



・・・ナンパ?


まさかひょっとして・・・


・・・居たよ。

「おい海南、こっちだ」

「あ、星野君! ちょっとごめんなさい」
黒山の人だかりを掻き分けてこっちに向かって来る海南。

「うわ!星野だ!」

「やばっ!」

なぜかその後に引いて行く人の群れ。

「何で皆いなくなったのかな?」

「さあな、でもえらくモテてたな」

「疲れた〜」

「じゃあ、うちでゆっくりして行け」