「しかし9時に電話かかってきて今電話って遅くないか?」

「いや、俺は俺なりに努力しとってん」

「ほう」

「俺も悩みに悩んでな、インターネットとかで明日までに届く必殺の石とか、頭のさえるDNAみたいな薬を探しとったんや」

・・・探すこともアレだが、DHAをDNAと間違える時点で科学・化学は無理だろうな。

「で、一件ヤフオクであったんやけどな、12万と消費税と出品手数料5%持てとか暴利をむさぼりやがるねん」

「12万!」

「おお、ちょっと高いから無理と言うことで考えたらお前がおったッちゅー訳や」


俺がいなかったら効くかもわからん(と言うより効かない変なブツに)12万以上捻出していたのだろうか。

「ま、なんとか武器に頼らんでも行けそうやしな、ほんだら頼むわ!」

「ああ、しっかり勉強しろ」

「出来たら答えに近いの頼むぞ、もう覚えるだけーみたいなの」

「無茶ゆーな」

がちゃり


・・・・・・・・・
これで俺は世界史も物理も今日の夜勉強しなければならなくなった。

急いで要点を海南のノートから大事だと思われるところを抜粋し、雄一郎にFAXを送る。


るるるるる

るるるるる


「もしもし」

「来た来た!これ覚えてたら行けそうなんか?」

「ああ、70は行けるんじゃないか」

「助かった、またおごるわ!」


がちゃり

強制的に今日中に勉強させられたみたいで何なんだが、まあ役に立たないわけでもないしと自分に言い聞かせて眠りについた。