有馬記念はみんなで一緒の馬券を買うことにした。

雄一郎の「タップダンスシチーは絶対はずせん! おれのタップダンス見ろ!」

と言うじだんだを踏みながらの意見と、純也の

「シンボリクリスエスは歴史的名馬になる」

という意見で、一点勝負で行くことになった。


篤は

「シンボリクリスエスは何か響きがやらしくて好きぃ」

とか壊れた意見を言っていた。


あいつ、この数日の休みで何かあったんだろうか?


おじさんにタップ-クリスエス一万円と数点を買っておいてもらう。

「いったい何倍つくんだろ」

「しらね」



12/22

午後も三時になってきたら仕事も手につかなくなってくる。

まあお客さんのお父さん連中も同じである。

いよいよ2002年度競馬の締めくくり

有馬記念の発走が近づいてくるのである。

テレビをグリーンチャンネルに代え、競馬が見たい客もぞろぞろ集まってくる。

何もしなくても下手な喫茶店より儲かっている。



「これ勝たな子供のクリスマスプレゼント買えへん!」


「サンタは馬に乗ってくるんじゃ!」

など、おおよそ子供に対して夢のない台詞が飛び交う中、発走時間となった。

ゲートが開いて2分35秒後にはみんなの反応はいろいろなんだろうな。