「おい天斗」

「どうした」

「やばい」

「何が?」

「タップ人気なさすぎ」

「は?」

「馬連1万5千円ついてる」

「うそ、俺ら万馬券に1万も突っ込んだわけ?」

「ジャングルポケットが良いらしい」

「マジかよ、まあもらった金だしいいか」

「そーやな、有馬は夢を買うもんやしな」

そうこういってる間にゲートは開く



2分40秒後


おい


ああ


1番8番だよな


ああ


2着はタップが・・・残ったよな


ああ、残った


じゃあ俺たちの買った馬券は?


馬連1-8やな




「取ったどーーーーーーーーーーーーー!!」


二人で絶叫する。


「1着シンボリ、2着タップや!」

「すげー!来たじゃねーか!」

「おじさん、買っといてくれたよね!」

「社長、どないしましたん!」

おじさんは自分の分を買い間違いで1-8に5000円突っ込むところを、ボタンの押し間違いで5万買っていたらしい。

「すげーーー!」

「さすが社長!」

数分後、払戻金が発表される。


馬番連勝

14830円

「オイ、イクラニナルネン」

雄一郎は混乱してこんな簡単な計算もできないらしい。

「1483000円、おじさんは・・・7415000円!!!」

「おい天斗、雄一郎君、今日は店じまいだ、今から宴会だ!」

「はいな、店長!!」

俺たちは高校生が持ってはいけない金額を一気に稼いでしまった。

「そーや、純也と篤は?」

「よし、電話してみよう」

店をしまった後、電話する。

「おい順也、買ってたか?」

「ああ、ばっちりだ、1000円買ってたから14万になったぜ」

まさか俺たちは1万買ってたとは言えず、話をはぐらかして電話を切る。