「もしもし」
「あ、遅くにごめんね、寝てた?」
「いやまだ、それより海南のほうこそ寝てなくていいのか?」
「すぐどうこうtって言う病気じゃないから」
「そうか、ならいいんだけど、何かあったのか?」
「ううん、ちょっと話がしたくなって」
「ああ、なるほど」
それから他愛もない話をした。
「そうそう、俺と雄一郎万馬券取ったんだ」
「万馬券って何?」
若干かみ合わない話もあったが、会話にはなったと思う。
「そう言えば今日クリスマスイブだな」
「そうだね、そっちはホワイトクリスマス?」
「ゲレンデだけだよ、家のあたりは降ってない」
「そうかー、でもきっとカップルでいっぱいなんだろうね」
「ああ多かったな、雄一郎も馬券取って無かったらひねくれてただろうな」
「そうなの?」
「ああ、夏はいいんだってさ、男を見なければ水着が歩いてるって喜んでるから」
「あはは」
「カップルだとかなんだとか、何が楽しいのかわからん」
「楽しそうだと思うよ、最近は」
「そうか?」
「うん」
「ならいい男見つけろ、病院にもいっぱいいるだろ、先生なんか金持ってるじゃないか」
「そんな理由駄目だよ」
「そうか?」
「じゃあたまに学校に来てだな、この間も囲まれてたじゃないか」
「怖かったよ」
「お互い困った体質だな」
「そうだね」
「海南なんかかわいいんだからすぐ彼氏とか出来るよ、ゆっくりがんばれ」
「・・・あんまり頑張らない方向でいいや」
「そうか、雄一郎なんかもかわいいとか言ってたぞ」
「それは嬉しいんだけどね」