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今年もいよいよ今日で終わりだ。
今日は年越しイベントがあるので、夜の二時まで仕事をする。
こんな日に来て年越しをする奴はほとんどスキーを借りない。
レンタル部門は夜7時ごろで閉めて俺もその後は食堂を手伝う事になる。
雄一郎は朝から夜の8時まで。
俺は昼からラストまで。
休憩を挟んで戦争が始まる。
クリスマスやイブなんて目じゃない。
今日が本当の戦争だ。
「はいカツカレー2つ!」
「ワインと3種チーズ出したか?」
「ハンバーグステーキセット2待ちだぞ!!」
夕方からひっきりなしに注文が飛ぶ。
「先に上がります〜」
8時になり、ふらふらになった雄一郎がおばさんの迎えで帰る。
10時にもなると客はカウントダウン待ちやその前の一滑りということで客もほとんどいなくなる。
ライトアップの協力のために店を開けているような感じだ。
「おじさん、きつかったね」
「ああ、天斗と雄一郎君がいて助かったわ」
おじさんと酒を飲みながらゲレンデを見る。
赤、青、緑などライトアップされた雪山は俺が見ても綺麗なものだった。
11時30分にもなると客は一人もいなくなった
そりゃカウントダウンの方に行くだろうな。
それが目的だろうから。
「おじさんはこう言うイベントはいつも仕事なんだね」
「ああ、嫁とクリスマスやら正月やらは祝ったことが無いな」
「おばさん怒ってないの?」
おじさんとは言えまだ二人は後半ではあるが30台と若い。
「怒られることは無いが最近は結構文句言われるぞ」
「どんな?」
「付き合ってたときからそう言った事をしたことが無いとか、してみたいとかな」
「そうだろうね」
「まあ向こうも言ってるだけだ、事情も知って結婚してるしな」
「ふーん」