「言いたいんだよ、それが女ってもんだ」

「難しいね」

「簡単だったら皆離婚せんわ」

「ほうほう」

「難しいから楽しいこともあるしな」

「俺にはわからん」

「まあいずれわかるかもな、そんな相手が出来たらイベントだけは忘れてやるなよ」

「苦手だな、それ」

「アニバ女とは付き合うな、本当に苦労するらしいぞ」

「ははははは」

「んー、でもまあ一回くらいはどこかに連れて行ってやりたいとは思うんだけどな」

「再来年あたりに行きなよ、来年は受験だったら来れないかもだし」

「そうか、天斗来年は無理か〜、留年しろ!」

「おじさん、ホント洒落になってないから」

「がはははははーー!」


11時50分

「もうじきカウントダウンだな」

「そうですね」

ぴるるるる

ぴるるるる

電話が鳴る。

「家からかな?」

おじさんが電話を取りに行く。

ゲレンデではカウントダウンの司会者が大声で場を盛り上げている。

「おい天斗、電話だ」

「俺?」

おじさんと変わる。

「なんだ、いるんじゃねぇか」

おじさんが訳のわからんことをつぶやき俺を見てニコニコしている。