「今年は本当にありがとうございました」
「馬鹿、改まって礼言われるほどの事何もしてないって!」
「お返しとか出来ないけど、来年もよろしくお願いします」
「おい海南」
「はい?」
「前に言ったろ、お前を友達だって思ってるって」
「うん」
「ツレが病院で困ってるのに何もしないなんてのは俺が嫌なんだよ」
「・・・」
「ツレんトコ遊びに行くのは普通のことだ、礼を言われることなんてない」
「ありがとう」
「礼は俺が言わなきゃいけない、いつも助けてもらってる、俺こそ何も返すことが出来ない」
「それこそ友達を助ける、だよ」
「それ以上のことだと思うけどなあ」
「私も同じ、二人とも一緒」
「そうか?俺のほうがしてもらってる気が・・・」
そうこう言ってたら外でカウントダウンが始まった。
「年が変わるな」
「うん」
「俺、年越しを電話で迎えるの初めてだ」
「私も」
5.4.3.2.1.0!!
「海南、今年もよろしく」
「うん、ハッピーニューイヤー!」
「帰ったら荷物置いて一番にそっち行くから」
「いいよ、そんなの」
「サンタクロースが病院に殴りこみに行くから」
「はははは」
「じゃあ」
「うん、ばいばい」
がちゃり
「ごめんなさい、おじさん」
「ああ、気にすんな、彼女は用事は済んだのか?」
「彼女じゃねぇって!!」
「嫁が言ってたぞ、天ちゃんの彼女から電話ないかって」
「友達だよ、ともだち!!」
「まあそう言う事にしといてやるよ」
「マジだってばおじさんーー!!」