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修学旅行一週間前となる。
配られるものはあらかた受け取る。

俺は受け取るだけでなく配達もしなければいけない。


「おっす」

「いつもごめんね」

いつものように海南の病室に入る。

「最近は修学旅行関連で毎日持って帰るもんがあるからな」

普段は教師達が海南のために作った一日の授業プリントを持ってくるだけなのだが、修学旅行関連の告知のプリントが多くなっている。

「そうだね」

「行けるのか?」

体調不良で学校を休んでいるんだからな、やっぱり無理なんだろうな。

「さすがに6日間は・・・」

「だろうな」

それなのにこのプリントを持ってくるのもなんか可哀想な気がするな。

「行きたいんだけどね」

「行きたいのか?」

「そりゃぁ行きたいよ」

「そうだわな、仲の良い女子とかも居るだろうしな」

「それはあんまり居ないよ」

「居ないのか?」

「あんまり学校行ってないしね」



家路に着く。

そうか、友達少ないのか。

そう言えば忘れてたけど、うちは一応有名な私学だからな。

校風は自由だけど、有名大現役進学率もかなり高いし。

・・・俺や雄一郎みたいなのも居るけど。

昔の中学の時の友達とか少ないだろうな。

校区的には俺の隣の中学なんだが。

あんまり関係ないもんな。