「俺はこの同好会に助けられたようなもんだから」

潤也が言う

「どう言う事だ?」

「俺、中学でも友達居なかったからな、いじめられてたこともあったし」

知らなかった。

「高校に入っても同じ学校の奴にはいじめられそうになった、でもお前らと付き合ったらぱったり無くなったのさ」

「天斗、危ない奴だからな」

「全くやで」

「んなことあるかよ」

「最初は入るかどうか悩んでたんだけどな、天斗がギャロップ読んでたからつい声かけちまった」

「普通高校生がギャロップ教室で読まんわな」

「馬鹿か、その俺を同好会作るからって2つ向こうのクラスから来たのお前と篤じゃないか」

「でもさすがにいじめてた奴のツレが競馬とかやってたら考えなおすだろうな」

篤の言うとおりかも知れんな。

「でも教師に同好会として認められたのはほとんど潤也の日々の行いの良さだろうからな」

「ワシの善行のおかげやろ」

「死ね」

潤也が嬉しそうに言う。

「楽しいな」

今度は俺がつぶやく。

「そうやな」

雄一郎も返してくる。

札幌の街明かりが見えてきた。

「来年もこのままの人数でもいいかもな」

「だな」


バスを降りる。

「さて、ホテルに帰りますか」

「雄一郎、ホテル何処だっけ?」

「潤也、覚えてねーのかよ!!」

「俺、お前が覚えてると思って覚えてへんぞ!」



警察にお世話になり、ホテルに帰ることが出来た。