「星野君、何番?」

後ろから声がした。

「俺か、さっき換えてやったから相当うし・・・」

振り向いたら時間が止まった。

「海南―――――!!」

病院のベッドで寝ているはずの海南が制服を着て俺の前に立っていた。

相当でかい声だったらしく、海南の目は大きくなっていた。

「う、後ろの方なの?」

「あ、ああ」

夢か?

「海南、いつ来たんだ?」

「昨日の夜遅くについたんだよ、部屋は鈴木先生の部屋だったんだ」

そうか、やたら男どもがざわめいていたのは海南が来ていたからか。

「時間だー順番にならべー」

山本が声をかける。

「じゃあ、後でね」

「あ、ああ」

まだ動揺しているようだ。

「一緒になれたらいいね」

「そうだな」

海南が向こうを向いて女子の列に戻って行こうとする。

「海南!」

「なに?」

「制服、似合ってるぞ」

顔が真っ赤になる海南。

「あ、あ、あ、ありがとう」

うつむいて列に戻っていった。

さて、じゃあ遠藤の札の番号に並びますか。

・・・・・・・・・

遠藤、相当後ろというよりほとんど最後じゃないか。

俺の後ろには三人しかいない。

俺の目の前はクジ運の悪い雄一郎だった。

「昨日のばんえいで運を使い果たした」

お前昨日全敗してたじゃないか。