クジはどんどん進む。

やっぱり美幸と海南は残っていた。

いよいよ後5人。

「よっしゃ、行ってくる」

雄一郎が緊張した面持ちでクジの箱の前に行く。

「田原外してくんねーかな」

「あいつ運悪いんじゃないのか?」

馬鹿か、あいつ最近恐ろしいほどに冴えまくってるからな

昨日の負けはむしろここへの布石かもしれん。

有馬100万オーバーは伊達じゃない。

「神よ! 今までの悪行悔い改めますゆえ、なにとぞーーー!」

手を入れ、名札をつかみ手を出す。

「美幸ちゃんやーーー!!」

雄一郎の願いは天に届いたようだ。

「ま、いいか」

一瞬寂しそうな顔をした美幸だったが、雄一郎は知っているようで二人で楽しそうに出て行った。