いつものように病院へ。

いつもの315号室に向かう。

修学旅行以来顔を合わしていないからな。

今日も無理かもしれない。

今日会えなかったら悪かったと手紙でも書いておこう。

ナースセンターで顔を出す。

「あのー、海南はどうですか?」

「ああ、夕菜ちゃん今日から面会OKになったわよ」

「そうですか」

いつもの部屋に向かう。

部屋のドアを開ける。

「海南!」

「あ、星野君」

「ごめん!」

二人の声が重なった。

「へ?」

向こうも不思議そうな顔をしている。

「なんで海南が謝るんだ?」

「だって来てもらってながらお礼も言えなくて」

「馬鹿、そんな事どーでもいい」

「じゃあ星野君はなんで謝ってくれたの?」

「そりゃ、海南を修学旅行で引っ張りまわらせて疲れさせたから長い事・・・」

「それは違うよ、あの後の検査でちょっと問題があっただけで、修学旅行は関係ないんだよ」

「全く関係無くは無いと思うんだが」

「ほんとほんと」

「ま、どっちにせよ大丈夫なのか?」

「うん、大丈夫だよ」

「良かった、じゃこれ今日の分」

「あ、ありがとう」