「で、こっちの写真は記憶がないけど」
記憶も無いはずだろう、『星野君、熟睡で〜す』と書かれた写真は、飛行機でピースしている海南に俺が寄り添って眠ってる写真だった。
「いつ撮ったんだ?」
「乗ってから一時間位した時だよ、鈴木先生が撮る撮るって」
「すまん、よだれとか付かなかったか?」
「大丈夫だよー」
「疲れただろうに、起こしてくれたら良かったのに」
「ぜんぜん、どっちかと言ったらちょっと嬉しかった」
「本当にすまん」
「星野君の寝顔、かわいかったよ」
「馬鹿、んなわけあるか!」
「全部楽しい思い出だよ」
「本当だな」
俺たちはしばらく修学旅行の話をした。
時間も遅くなったので、月曜日にまた来ると言って帰った。
翌日
フェブラリーステークスは
ゴールドアリュール-ビワシンセイキと言う俺と雄一郎の予想が的中。
馬連1370円を2千円買っていたのでだいぶいい小遣いになった。
篤の押していたエイシンプレストンは何とドンケツ殿(しんがり)負け。
「ブービーの馬から大差つけられてんじゃねぇか!」
皆に大爆笑される。
篤の負け地獄は泥沼化している。