翌日

朝から雄一郎の目つきが悪い。

「天斗、同好会の緊急ミーティングやるからな」

「ああ」

一体どうしたんだ?


放課後

同好会室に行くと雄一郎はすでに黒板に文字をでかでかと書いていた。


『競馬倶楽部創設へ』

そうこうしてると潤也と篤も入ってきた。

「どうしたんだ?田原」

「同好会潰しが昨日のクラブ会議で決まった」

「え?」

「同好会には部費を支給しない、文化祭にもブースを部室以外に提供しない、卒業写真にも載せないとの事だ」

「何でだよ」

「美術部や」

「美術部がどうした?」

「美術部の前林が去年の文化祭、俺らに負けたのを根に持ってて、恨みとばかりに提案しやがった」

「性格悪いな」

「同好会はクラブじゃないって言うのが通りやがった」

「で、競馬同好会をクラブに昇格させようと」

「そう言う事や」

「実際何人いるんだっけ?」

「成立は6人からが条件だ、あと担当教師を作らなきゃならん」

「ほうほう、じゃあ後二人か」

「まあ明日から新入生入るし、勧誘してみようや」

「そうだな、教師のほうは何とかなるだろうしな」

「で、期限は?」

「毎年恒例の4月末日まで、仮入部とかもあるからだろ」

うちの学校は、クラブ間の引き抜き等防止の為、転校生、もしくは学校に特別に許可されない限り生徒のクラブ決定は4月末日までと決まっている。

それを過ぎればクラブに入れない事になっている。

「二人か、何とかならん数でもないだろ」

「そうだな、何とか頑張ってみようか」

「おう!」


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