翌日


入学式なので俺たちは休みのはずだったが、帰りの連中にビラをまくためにわざわざ学校に行く。

「競馬同好会でーす」

「よろしくお願いしまーす」

基本的に先輩なので皆受け取ってくれる。

しかし何人が入ってくれる事やら。



翌日


同好会室に一人の一年生が入ってきた。

「競馬同好会はここで良かったですか?」

「ああ、そうだよ」

「活動内容はどんなモンですか?」

「ああ、潤也の録画してきた調教VTR見て予想したり馬券買ったり、買ったら祝勝会やったりとかだな」

「買うんですか?」

「当然買うぞ」

「俺も買ってもいいんですか?」

「法律ではどうか知らんが俺たちの中のルールでは良いに決まっている」

「最後に聞いて良いですか?」

「ああ」

「この会はアツいっすか?」

俺と雄一郎は顔を見合わせる。

「ああ、アツいぞ」

「ガチですか?」

「正々堂々真っ向勝負だ、遊びはいらん、ガチンコだ」

「俺、入部します!!」


訳の分からんノリで一人入部した。

「で、クラスと名前は?」

「1年1組 齋藤 一です」

「じゃあ呼び名はハジメで良いか?」

「はい」


案外とあっさり入部が決まった。

ビラまいたら入部って増えるのか。
この調子ならあと一人楽々だろう。


次へ