4月28日
ハジメ以外の入部は未だに無い。
「雄一郎、やばくないか」
「ヤバすぎるな」
俺たちはアレからかなり熱心に勧誘した。
しかしやはり競馬は一般受けする訳でもなく入部、見学はおろか見向きもされない。
「美術部が入部数増やしてるってさ」
潤也が現在加入数の票を職員室から貰ってきて分析している。
「あの野郎、こっちに人まわさんようにかき集めてるのか」
「前林殺す」
相変わらず篤は物騒だ。
「誰か居たら速攻加入させなアカンから入部の紙持っといてくれ」
雄一郎から皆が紙を受け取る。
「明後日でも駄目だったら」
呟いてしまった。
「あっても意味のない同好会になっちまうな」
潤也が続きを言う。
「そんな事はさせない、同好会は終わらせない」
潤也の同好会への思いは相当なものだ。
今日は遅くなってしまったのでとりあえず解散。
明日の休みも皆各々で動く事に決まった。