悩みながら病院へ。
「よう」
「あ、いらっしゃい、最近学校遅いんだね」
「悪いな、ずっと遅くなっちゃって」
「ううん、全然何てことないよ」
「でも多分遅くなるのは明後日までだから」
「そうなの?」
「ああ」
「それは星野君の眉間のしわに関係があるの?」
「え?」
部屋の鏡を見る。
本当だ、やけに険しい顔をした俺が居る。
「参ったな」
「何かあったの?」
「ああ、実は同好会が運営できなくなるかもしれないんだよ」
「競馬同好会?」
「ああ、明後日までにあと一人入部してもらってクラブにしないと運営費貰えなかったりとか、卒アルに乗らなかったりするらしい」
「そうなの?」
「ああ、潤也とかはこの会に特別な思いがあるみたいだからな、皆真剣にやってるんだけどなかなか」
「そうなんだ」
「ちょっと力を抜いて頑張ってみるよ、じゃ帰るわ!」
がらがらがら
あんなに険しい顔してたとはな、こんな顔で勧誘しても誰も相手にしてくれないわ。