「遅くなってすまん」
「ううん、全然」
「海南のおかげで無事クラブに昇格できたよ」
「良かったね」
「来れたらいいな、クラブに」
「うん、頑張るよ」
「そうだ、これ」
さっきのジュースやら食い物やらを広げる。
「何これ?」
「さっき昇格記念に皆でパーティやったんだ、海南が来れないならせめて同じもの食って貰おうって皆が」
「ありがとう!」
「ピザ、冷めてるけどな」
「ううん、本当にうれしいよ」
「じゃ、とりあえず」
「かんぱ〜い!」
しばらく食いながらしゃべっていたら外で叫んでる奴が居る。
「・・・んと〜〜」
「・・・なみちゃ〜
「なんだ?」
海南と外を見てみる。
雄一郎たちだ。
大きな紙に
『海南ちゃん、ようこそ競馬倶楽部へ』
と書いて作った長い旗をはじめが振り回している。
皆めいめいジュースを手にしている。
「おい雄一郎、ここでやるのか!」、
「当たり前じゃー!」
「・・・だってさ」
俺たちもここから飲み物を掲げる。
「我々の競馬倶楽部設立と〜、愛すべき海南ちゃんに〜〜」
かんぱーーい!
「ごめんな、みんな馬鹿で」
「ううん、本当に楽しい!」
海南のこんな笑顔は修学旅行以来だな。
「さて、じゃあ皆と帰るわ」
「うん」