「もう寝るー」
飯を食い終わったら観登がすぐに二階へ向かった。
おじさんと雄一郎はすでに飲みつぶれてくたばっている。
二人に布団をかけ、おばさんと海南と三人でお茶を飲む。
時間も頃合いになってきたので海南と外に出る。
「本当に星がすごいんだね」
「今まであんまり気づかなかったけど、言われてみるとすごいもんだな」
海南の言うとおり、星がこれでもかと言わんばかりに輝いている。
丘の公園までゆっくり歩く。
俺一人なら10分もかからないんだが、今日は海南もいるから30分ほどかけた。
小高い登りきると、そこは満天の星空だった。
「すごい」
海南は感動しているのか言葉少なげだった。
じっと空を見上げている海南。
邪魔をしちゃ何なので、少し離れた芝生の上で寝転んだ。
このあたりは真夏でも夜は涼しい。
夜中になるとちょっと寒いくらいの時もある。
今日は暑かったから今がちょうど良いくらいだ。
なんだか今日は疲れたな。
やっぱり気を使ってたのかな。
俺も空を見上げている。
きれいな星空だ。
しばらくすると海南がこっちへ来た。
「すごいね」
「そうだな、改めて見たらすごいな」
「こんなの見てると悩みなんてちっぽけに見えるね」
「そうか、そんなこともないんじゃないか?」
「んー、悩みが少し楽になるかな」
「そうかなぁ」
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