「嵐みたいだったな」
海南を見るとボーっとしてる。
「どうした?」
「星野君、すごいね」
「何が?」
「さっきの子ね、看護婦さんも手を焼いてるって子らしいの」
「らんがか?」
「うん、よく逃げ出すって、私の部屋にも逃げてきたことがあったよ」
「ははははは、元気だな」
「何言っても聞いてくれないって先生も困ってたらしいのにね」
「じゃあ今日からは大丈夫だ、多分」
海南と別れて家に帰る。
本当にらんの所に行ってやらなきゃな。
翌日、海南と一緒にらんの病室に行ってやった。
らんは俺との約束通り、点滴をしていた。
「てんてきしてるよ!」
「おお、えらいな」
「えへへ」
しばらくらんと話した。
らんの部屋を出たところで海南と別れた。