翌日
海南の部屋には面会謝絶の札がかかっていた。
ナースセンターに言って話を聞く。
「夕菜ちゃん、少し具合が悪くてね」
渡すものをナースさんに渡して帰った。
翌日も、その次の日も海南とは会えなかった。
会えなくなって1週間。
実力テストがあった。
最近は海南に教わらなくても楽々だ。
でも、何か寂しいものがあった。
「星野、海南はまだ面会できないのか?」
山本が尋ねてくる。
「ああ、あれからまだ」
教師が自分の生徒の事を聞くのもなんだかおかしな話だが、山本より俺のほうがよく知ってるのは事実だからな。
「大丈夫なのかな」
「俺もこんなに続くとは思わなかったからな」
「海南、本当に体良くないからな」
「そうなのか?」
「ああ」
「どのくらい悪いんだ?」
「・・・俺には本当に悪いとしか言えないな」
「おい、山本」
「後は海南に聞いてやれ」
そう言って山本はいなくなった。
どう言う事だ?
そんなに良くないのか。
今日も病院へ行くが面会出来ず。
ナースセンターに行く。
「面会できるようになったら連絡しましょうか?」
さすがに俺のことを知っているので気を利かせてそういってくれた。
家の電話番号を伝えてお願いした。