おかしい。
俺の見た限りでは今までのほうがずっと元気だったはずだ。
もう1年間毎日といって良いほど海南を見てるからな。
それなのになぜ今この状態で学校に行って良いって言うことになるんだ?
複雑な予感が俺を襲う。
恐る恐る聞いてみた。
「海南、俺に何隠してるか?」
「え?」
「確かに俺はお前とそんなに深い仲じゃないのかもしれない、でも、なんて言うか」
「・・・」
「なんていったら良いかわからんけど」
「・・・」
「俺」
「・・・」
「お前の事が心配なんだよ」
「・・・」
「言えない事まで言ってくれって言うんじゃない、でも、おかしいじゃないか、今までのほうが元気だったろ? なのに何で今のタイミングでOKが出るんだ??」
「ありがとう」
「え?」
「本当に心配してくれてるのがよくわかるよ」
「そりゃ、ほんとに心配して」
「・・・空が見たいな」
「あ、ああ」
ゆっくり歩く海南をサポートしながら屋上まで歩く。
何かを決心したような海南の目を見て、そんなことより!って言えなかった。