「で、篤 どんな話なんだ」

「映画部が恋愛モノ撮るっていってたからな、こちらも恋愛モノを撮る」

「競馬倶楽部だぜ? このムサい連中でか?」

「それがそうでもなかったんだよ、書いてたら結構ハマり役だぜ」


配役 

天斗 一流企業の営業

雄一郎 園田競馬の厩務員

潤也  ニート

篤 ナガサキのお好み焼きの店員

ハジメ 天斗の後輩

山本、鈴木先生  天斗の上司と先輩

海南ちゃん 天斗の彼女


「俺ニートかよ!!」

潤也が絶叫する。

「潤也と篤はハマり役やな」

「俺、一流企業に入れるんっすね」
ハジメはうれしそうだ。

「この人数でぴったりいけたのか」

「でもこの園田競馬の厩務員ってのは良いけど、撮影はどうするんだ?」

「そこが問題なんだよ」

「そこが今回のミソなのに、何がそこなんだよだよ!!」

潤也は再度絶叫する。

「どうしようか?」

「まかしとけ」
雄一郎は立ち上がった。

「部員がここまでやったんや、後何とかすんのが部長と副部長の役目や」

「え? 副部長って誰だ?」

俺はつい尋ねた。

「お前やないか、天斗」

「俺かよ!!」


今の今まで知らなかった。

「園田競馬場に取材と言う名目で行って、ちょっと厩舎撮影させてもらえるよう頼んでみる」

「難しそうだな」

「じゃあ俺、親父に園田に電話入れるよう頼んでみるっす」

「え?」

「言ってませんでしたっけ、ウチの生産馬、園田に入ってるんすよ」

「じゃあはじめにそれを頼んで・・・今日の2時間目の後の休みにでも園田の広報課に電話するわ」


2時間目の休み

電話を入れたらすぐにOKが来た

「センセイに聞いてますよ、やってさ」

「ハジメ恐るべしだな」