海南の病室へ


「いらっしゃい」

「出し物が決まったよ」

海南に台本を渡す。

「え、恋愛モノなの?」

「俺と海南らしいよ」

「なんだか恥ずかしいね」

「全くだ」

「でもちょうどよかった、あさってから学校行けるんだ」

「マジでか!良かったな!!」

「うん、みんなと一緒にクラブ行くのが楽しみだよ」

「そ、それでね」

「おう、どうした」

「お願いあるんだけど・・・」

「何だ、言ってみろよ」

「あさ・・・・・・てほしいんだけど」

「え?聞こえないぞ」

「朝ね、一緒に学校に行かないかなって」

・・・

そう言えば海南と付き合ってるんだった。

そうか、そういうことも必要になるか。

「ななな、なんか恥ずかしいな」

「そそそそ、そうだね」

・・・まあ、そういう思いもさせてやってもいいかな。

下手したらまた変な連中に囲まれるかも知れんしな。

「まあ、いいか、一緒にいくか」

「うん」

二人とも顔は真っ赤だった。




翌日

潤也がカメラを持ってきた。

「これで頼むぜ、監督」

カメラクルー兼監督の篤に渡す。


「天斗、海南ちゃんは?」

「おお、明日から来れるそうだ」

「よっしゃ、ほんだら撮影は明日からにしようや、全員そろってのクランクインや!」


今日は準備や明日の撮影の服を確認する。

「え、スーツいるのか?」

「一流企業の人間が高校の制服着るんかい!」

雄一郎に思いっきりつっこまれた。

「別に女はセーラー服でもいいよな」

篤は壊れている。

「そんな会社があるなら俺は進路変えるな」

潤也もイカれている。

みんながハイテンションだ。



「打倒 映研!!」