数日後


「夕菜ちゃん、体育こっちだよ」

「うん、ありがとう」

女友達も徐々になじんできた南。

そっちの方も安心だ。

その日の昼休み

「今日は競馬倶楽部全員で園田競馬に行く!」

「おお!」

学校に、昼からの取材のための申請を出し、園田競馬へ。

「今日は馬券買えんな」

「そーやな」

後ろには鈴木先生が居た。

さすがに教師の前では買いづらいものがある。


園田競馬ではすでにこの間あった調教師の先生が待ってくれていた。

「もうすぐウチの馬が出走だからな」

そのレースの映像も撮る。

厩舎に行き、雄一郎のシーンを撮る。

「一発OKじゃ!」

雄一郎は生き方だけは器用だ。

こう言った事もそつなくこなしてしまう。

地下馬道で雄一郎が馬を引いて、馬に語りかけるシーンも1発OK。

すごいヤツだ。

馬もいいタイミングで鼻を鳴らしてくれた。

「これでほとんど撮り終えたか?」

「あとはラストシーンと今日世話した馬と同じ色の馬が勝つレースを録画するだけだ」

「じゃあ一人は明日も来るか」

そういう話をしていると、広報部長がやってきた。

「明日は重賞で、さっきの馬の毛色と同じ色の馬が1番人気と3番人気で出るよ、明日そのレースを取ったらどうだろう」

「じゃあ明日撮りに来るか」

「俺、来るわ」

篤が一人で撮りに来ることになった。